2013年10月26日土曜日

魚の皮引き

 スーパーで20cmくらいの小さな鯛が、発泡スチロールの箱いっぱいに売られていました。ピンク色のグラデーションの体に、水色の斑点がキラキラ光って、なんてきれい、目も黒々としていかにも新鮮そうに見えました。あんまりきれいで欲しくなり、一尾100円の安さにつられ、「お刺身に」の宣伝文句を頼りに2尾買ってきました。

 買ってはきたものの、自分でお刺身なんてできるのか?!遠い昔、イワシをおろした記憶はあるものの‥‥。まず包丁を立てて鱗を削ぎ落しました。堅い鱗が沢山着いているので結構たいへん。そのあと3枚におろし、内蔵を洗って腹の骨を削ぎ落しました。これはいくらか経験があるので、割と楽にできました。真ん中に入っている小さな骨を、骨抜きツールで丁寧に取り除きました。ここで一口大に切り分けてしまったのが、失敗。切ってからしっぽの切れ端を食べてみて、皮が硬いことに気がついた。皮を引くのを忘れていました!

 皮押さえツールで、小さな肉片の端を押さえ、細い包丁をまな板に沿わせて皮を引く。細かいひときれひときれを剥くのは骨の折れる作業だったけど、ツールの助けでなんとかきれいに剥けました。出来上がったのは、3人前お皿にちょこっとづつの鯛のお刺身。これだけのために30分以上かかってしまいましたが、味はとっても美味しかった!自分で作ったのでおいしさもひとしおでした。

 使った優れものツール。骨抜きは日本製。大きなピンセットのような形です。皮押さえはフィンランド製。名前はkalapiikkiカラピーッキと言います。手で皮を押さえるのは、つるつるすべってとても難しいですが、これでまな板に皮を押さえつければ簡単で、とても便利です。写真はフィンランドのスーパーSupermarkettiのサイトより拝借しました。針がとても鋭いのですが、わたしの持っているのはカバーがついているのでしまうのにも便利です。まん丸のカバーで結構かわいいのです。時間ができたら写真追加しますね。鯛の写真も欲しかったのですが、実はカメラが電池切れで(とほほ)。



しかし‥‥どうせ皮を引くのなら、もしや鱗は落とさなくてもよかったのかな??

2 件のコメント:

  1. ご自分で手をかけて出来上がったお刺身、とってもおいしかったでしょうねー!お魚は自分でおろしたことがないので、フィンランドにそんなツールが売っているのも知りませんでした!よい勉強になりました。

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  2. chobiさん、書き込みありがとうございました!そちらでは鮭の切り身も皮を除いて売っていましたよね?カリカリに焼けた皮がないのがちょっと寂しかったっけ。

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