2012年1月11日水曜日
お正月とクリスマス
元日の夜に体の調子を悪くして、二日は一日中寝ていました。よくもこんなに寝られると思うほど、眠っていました。夫の仕事がとても忙しく、年末の掃除なども手伝ってもらえず、娘は受験生でなかなか頼みづらく、息子は年末スキー教室へでかけて不在。クリスマスは少し家族も巻き込んで準備し、2日間は家族で過ごせたのでよかったけれど、そのあとすぐに年末の忙しさ。これといって凝った料理などしなくても、おせちも、大掃除も、年賀状も、ひとりぼっちでする悲しさ。あまりにハードスケジュールな夫の体調も心配。そんなこんなで知らずに心身の疲れがたまっていたのかも。実質夫不在の家庭で、子供の手も当てにならず、主婦がひとりで立ち働く羽目になる(もちろん、年が明けてからも)、そんな日本のお正月はもうたくさん。本当を言えば、大掃除などしなくても誰も気にしない家族だし、自分で調節すればいいことではあるけれど、なぜかこうなってしまうんだなあ。
クリスマスはずっと気分が乗らないままイブを迎えましたが、ふたを開けてみると、友人知人の方々のおかげで、フィンランドのクリスマスのミニ版といった、趣のあるクリスマスになりました。いただいたクリスマスカード、アドベントカレンダー、クリスマス柄の布や紙、といった小物が、部屋や食卓を彩りました。届いた大きなクリスマスボックスは、ツリーなしでも、ツリーの下に積み上げるプレゼントを思い出させました。
料理も地味だけれどフィンランドっぽいものになりました。数週間前にいただいたたくさんのキュウリを、ピクルスみたいに甘酢漬けにしたものや、これも頂き物のリンゴを使ったomenasose(リンゴソース)が、手軽な料理のお供になりました。偶然見つけたキャラメル味のトーストにハムを乗せて、クリスマスハム+クリスマスパンみたいに。フィンランドの茶色い甘いクリスマスパンを懐かしみました。ケーキはイブの日はなしで、いただいたFazer社のチョコレートでコーヒーを。クリスマスの日の夜になって作り出したケーキは、スパイシーなチョコケーキ。滞在時にチェコのアンナさんから教わりました。山型のクグロフ型で作ったのは、子供の通っていたバレエ教室のクリスマス会で毎年供されていた、スパイスケーキを模したのです。久しぶりのレシピは、見かけは無骨でも味はとても美味でした。また、数日前に試したハードブレッドがいい出来だったので、クリスマス料理の主役級に採用。大きな固まりのハードブレッドはこの辺では手に入らない。大きなパンを好きなだけ切って食べるのは、フィンランドにいた頃のようです。
パン作りは、相手が生き物だけにケーキのようなわけにはいきません。習ったこともないのでまだまだ分からないことだらけ。でも、おいしいハードブレッドが食べられるなら、挑戦する価値はありそう。また作ってみるつもりです。
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