2010年1月14日木曜日

花木と神社

日本の暮らしでやってみてよかったことを書いてみます。

花を買って玄関に生けました。フィンランドではできなかったことです。なぜかといえば、玄関に飾るスペースがない。いろんな花が売っていない。切花の種類が少ないし、組み合わせて生けるようなお花がなかなかありません。少しのお金で家に花を飾れるのはとてもすてきです。

つぼみがたくさんついた、木瓜の小さな鉢植えを買って外の日の当たるところに置きました。まだ庭木がほとんどない殺風景な庭ですが、ひとつのちいさな木をお世話しているだけで、気持ちが落ち着きます。つぼみから赤い花びらが少しほころんで、早く咲かないかな。この季節に花を待つのはとてもすてきな気分です。もちろんフィンランドは今頃白銀の世界で、花はあと4ヶ月は待たないと見られません。

隣の神社におまいりしました。おおきなイチョウの木。石畳の参道。清清しい境内。古ぼけた社。訪れるだけでほっとする空間。地面に何かの実がいくつかこぼれていて、見上げるとイチョウの実、ぎんなんでした。8つほどいただいてうちの郵便受けに入れ、お使いにでかけました。

フィンランドの教会も好きでしたけど、でもやはり日本人だからなのか、神社の方が、受け止められているという感じがします。街の喧騒と対照的な場所だと思います。街は頭にくるほどうるさい。それがバランスをとっているということなのか。不思議です。ストレスの多い暮らしの中、花木と神社が気持ちを慰めてくれるのを実感します。

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